リンパマッサージを効果的にする基本の手技
リンパマッサージはただ体をさすれば良いというわけではありません。リンパマッサージは、4本の指や手のひら等を使用してさする方法、叩く方法、掴んで揉む方法など、体の部位や目的などに応じて強さや、やり方を変えていくマッサージ手法であります。
リンパマッサージの基本手技は「軽擦法(けいさつほう)」「揉捏法(じゅうねつほう)」「強擦法(きょうさつほう)」「叩打法(こうだほう)」「振せん法(しんせんほう)」「圧迫法(あっぱくほう)」の6種類に分けることができ、さらに細かく分けるととかなりの数になります。
軽擦法 軽く擦る(かるくさする)
対象となる部位を手掌(手のひら)、親指(おやゆび)、二指、四指で軽く擦る手技です。マッサージの最も基本となる手技です。
軽擦法の効果は、摩擦により皮膚の神経を刺激し血管を拡張し血行の流れをよくします。これにより新陳代謝がよくなる。
手掌軽擦法、母指軽擦法、把握軽擦法、四指軽擦法等がある。
揉捏法 揉む(もむ)
対象となる部位を手掌(手のひら)、親指(おやゆび)、二指、四指で揉む手技です。
揉捏法の効果は、短縮した筋や腱の収縮力を活発にする。筋肉内の血液の流れを促進し、血管を拡張させる。これにより筋肉のコリがほぐれる。同時に老廃物を排除し圧出させる。
手掌揉捏法、把握揉捏法、母指揉捏法、二指揉捏法、四指揉捏法、双手揉捏法等がある。
強擦法 強く擦る(つよくさする)
対象となる部位を手掌(手のひら)、親指(おやゆび)、二指、四指で強く擦る手技です。
強擦法の効果は、硬化した皮膚を柔らかくし回復させる。血液やリンパ液の循環をよくするマッサージ法。これにより皮下組織のセルライトを解消させたり、脂肪の代謝を促進させる。
渦紋状強擦法、屋根瓦上強擦法等がある。
叩打法 叩く(たたく)
対象となる部位を手掌(手のひら)、軽くグーをにぎった状態でリズムよく軽く叩く手技です。
叩打法の効果は、皮下の毛細血管を拡張または収縮させ、筋の収縮力を増し、血の巡りが良くなる。興奮状態にある神経を鎮める効果もある。
拍打法、拳打法、切打法等がある。
振せん法 振るわせる(ふるわせる)
対象となる部位をリズムよく細かく筋肉全体を震わせる手技です。
振せん法の効果は、叩打法と同じである。皮下の毛細血管を拡張または収縮させ、筋の収縮力を増し、血の巡りが良くなる。興奮状態にある神経を鎮める効果もある。
手掌振せん法、指端振せん法、牽引振せん法等がある。
圧迫法 押す(おす)
対象となる部位を手掌(手のひら)、親指(おやゆび)で押す手技です。
圧迫法の効果は、循環系、神経系の機能を抑制し血液やリンパの流れが促進される。神経痛やけいれんなどに鎮痛効果もある。
緩圧法、衝圧法、持続圧法、吸圧法、間歇的圧迫法等がある。